ログハウスの原木は大分県西部の日田市(旧日田郡)で伐採されたものを使用しています。
立木がログハウスなどの建築材になるまでに、下草刈りや枝打ち・間伐など、おおよそ三世代にわたる世話が必要です。
つい20年ほど前までは、人力で伐採後、馬で原木を引き出したりしていたものですが、現在ではずいぶんな奥地まで作業道が入り、伐採・採材・運搬と大幅な機械化が進んでいます。

伐採された木は、現地での葉枯らしなどを経て、市内の原木市場で競りに掛けられます。
日田市内では毎週どこかの原木市場で競りが行われています。
ログハウス用の材料は主に50〜60年生の杉の直材を使用します


工場に運ばれた木材は、荒皮を剥きます。
大量の杉皮が出来ますが、これもバイオマスエネルギーの燃料となります。


 
荒皮を剥いた原木は、自然乾燥・乾燥機による乾燥をおこない、含水率を下げます。

 
角ログDログの場合は、あらかじめ製材・乾燥をしたものを搬入します。

製材した原木をモルダーという4面に刃物のついた機械に通し、丸ログや角・Dログに成形します。
図面の寸法にあわせて長さを切り、ボルト・電気穴や継ぎ手・ノッチなどをそれぞれの機械で加工します。

仮組み工場で機械だけでは出来ない加工や、検品などを行います。
丸ログの場合は上下2回に分けて、実際に組んでみて検品を行います。

検品後、養生し出荷の日まで保管庫にて保管します。

10t車、または4t車で現地に配送します。

ログ断面形状

角ログ(Dログ)
ミニログ(70×150)
Dログ(127×195)
角ログ(100×195)
※防火認定取得済み(ミニログを除く)

丸ログ
130Φ~300Φ
※土塗り壁同等